
是国「……ねえ、トモ。これって」
北門「あはは、やっぱり部屋に入れると迫力が違うね」
是国「迫力っていうか、威圧感の間違いでしょ。まさか本当に買い取ったの?」
北門「もちろん。撮影現場であんなに楽しそうな竜持をみたら買わない訳にはいかないよ」
是国「……はぁ。まぁ今さらもう驚いたりはしないけど、流石に部屋にずっと置いておくには大きすぎるでしょ」
北門「そうかな? じゃあ、マンションのエントランスに……」
是国「勝手にそんなことしたら怒られるから」
北門「でもほら、ちょっと寄りかかってみて?」
是国「え、座るの?」
北門「うん。さぁ、どうぞ」
是国「……。うわ、すごい。なにこのもちもち……!」
北門「気に入った? 最高の弾力でしょ」
是国「まさかトモ……?」
北門「せっかくだから、竜持がしっかりと癒されるように最高級の綿を詰めてもらったんだ」
是国「またそんなことして……」
北門「迷惑だった?」
是国「そ、そんなことは言ってない!」
北門「じゃあ嬉しい?」
是国「……ま、まあ……」
北門「ふふ、よかった」
是国「本当にもう……これじゃあ部屋に置かないわけにはいかないじゃん」
北門「よかった。俺もときどき借りるから、よろしくね」
是国「じゃあ、リビングに置いて一緒に使おうよ」
北門「いいね、そうしよう」
是国「はぁ。また家具の配置を変えないと」

阿修「……ふわぁ。おはよぉ〜〜」
金城「すげぇ寝癖」
愛染「本当だ。今日は一段と芸術的だな」
阿修「(クンクン)ん……このいい匂いは……コーヒー?」
愛染「そ。悠太も飲む?」
阿修「飲む!」
愛染「はい、どうぞ。剛士はブラックだろ」
金城「サンキュ」
阿修「いただきますっ! ……! ウゲ〜、苦い!!」
愛染「目、覚めただろ?」
阿修「うん……。そういえばごうちんのピアノの音が聞こえたけど、弾いてた?」
愛染「次の楽曲、悩み中らしいよ。ずーっと怖い顔してて、眉間の皺が痕になりそう」
金城「逆にオマエは朝から呑気すぎだろ。デカフェだのアサイーだの、女優の朝かよ」
愛染「いつも通りのルーティンだけど?」
阿修「てゆか、ごうちんの悩みってなに?」
金城「サビの入り、もう少しエッジを効かせてーけど、叙情性も捨てきれないっつーか」
愛染「それだけどさ、今のフレーズに少しだけブルーノートを混ぜてみたら? ほら、ここを半音下げてさ。 〜♪ こんな感じ」
金城「……。悪くねぇな」
阿修「あ、今のすっごい好き!! ごうちんの力強さと、ケンケンのセクシーな感じが混ざって、すごくTHRIVEっぽい! 僕、ここにジャンプしてるみたいなリズムのコーラスを入れたい!!」
愛染「いいね。悠太のハイトーンが重なれば、湿っぽくなりすぎずに明るさが見える曲になる。……というかさ、休日の朝から俺たちって仕事熱心すぎない?」
金城「納得しないままレコーディングに行きたくねぇからな」
阿修「さすがごうちん♪ ねえねえ、もう一回そこ弾いてみて!」
金城「ああ」
〜♪
愛染「いい感じじゃん。ていうか悠太、そろそろ寝癖を直してきなよ」
阿修「そうする! そしたらみんなで朝ごはん食べよー!」

王茶利「運命のダイスロール! ……って、うわあああ!? このマス、ミカちのホテル建ってるとこじゃん!」
釈村「ふふふ、ようこそ、僕の『トゥウィンクル・キャッスル』へ。通行料、しっかり徴収させていただきますね」
王茶利「ひええ〜〜……、一気に破産寸前! 誰か、誰かオレにお金を貸してえええ!」
野目「無理だな。俺は自分の資産を守るだけで精一杯だ」
音済「堅実にいかないと、この盤上では生き残れない。見てみろ、他のエリアもかなり固まってきている」
増長「俺もあまり博打はしないかな。……あ、終わった。このターンは俺の勝ちみたい。また資産が増えたかな?」
釈村「ん〜〜〜さすがリーダーとモモタス! お見事! 恐ろしいほどの富豪っぷりですね。僕の戦略も、お二人の圧倒的な資本力の前では形無しです」
野目「……映画の予約時間、大丈夫か?」
釈村「まだ20分はこのままゲームを続行しても問題ありません。ローカルルールとして、ラストゲームは一番資産が多い人を勝ちにしましょう」
王茶利「あああ!!」
音済「また俺の土地に止まったな。支払いは足りるか?」
王茶利「うぐっ……も、もう無理っ! 全財産没収! 映画行く前にオレだけ人生のどん底だよ……。リーダー、ピーちゃん、二人とも笑顔でえげつなさすぎるよ!!」
増長「あはは、ごめんね。でもあくまでゲームの中だし、まだ勝負はついてないよ」
王茶利「そんなこと言って!! オレわかってるんだからね!? リーダーとピーちゃんはこのまま勝ち逃げするし、ミカちは戦略家だから絶対追いあげてくる!」
野目「俺がいる」
王茶利「タツだって!! 絶対隠し財産とか持ってて、ビリにはならないじゃん!!」
野目「隠し財産って……」
音済「隠すも何も、この盤面が全てだ」
釈村「それが悲惨だから、ヒカルンも頭を抱えているんでしょう」
王茶利「うぐっ!」
増長「今のは……トドメだね」
王茶利「……」
釈村「ヒカルン、映画のポップコーン代くらいなら、僕が『融資』しましょう」
音済「『投資』じゃなく、『融資』なんだな」
増長「ふふ、俺がプレゼントするよ」
王茶利「さすがリーダー!! ありがとおおお!」
野目「……なんとか平和に映画が観れそうだな」

不動「……ん〜! このポテチ、期間限定の『超背徳の濃厚バター味』サイコー! ゆっちーも食べてみて、すっごく美味しいよ!」
唯月「ありがとう……ん、本当だ。まさに“背徳”を感じる味付けだね。明日からまたダンスレッスンが始まるし、あまり食べ過ぎないように……」
遙日「あ! トノが食べてるやつ、オレも気になってた“ファンキーダークチョコレート”!! どうだった?」
殿「……すごい味だ。ダークチョコレートなのに、口の中で何かがパチパチ弾けてる」
遙日「なんか、それがクセになるってチョー人気なんだって! ……ってか、トノも一緒に食べてくれるなんて超珍しくない!?」
不動「今日はみんなでチートデイって決めたからね! たまには息抜きしないと、最高のパフォーマンスは出せないもん!」
遙日「たしかに! 好きなお菓子を食べながらみんなで映画を観る……あーなんて最高の休日!」
殿「映画もなかなか面白かった」
唯月「さすがベストセラー小説だね。帝人くんにおすすめしてもらって原作を最近読んだばかりだったから、より楽しめた」
遙日「唯月、夢中になって読んでたよね?」
唯月「うん。ハラハラとドキドキが混ざってページをめくる手が止まらなかった」
不動「へー! 僕も読んでみたい!」
唯月「あとで持ってくるね」
殿「明謙が文庫を読むなんて珍しいな」
不動「僕だって読むよ! たまにね。本当に、たまーーーーに」
唯月「ふふふ」
遙日「ねえねえ、次はどうする?」
唯月「このままゲーム大会にするか、それとも少し外に出るか……。はるはどうしたい?」
遙日「オレはね、新作のインディーゲームがやりたい! 4人で協力するんだけど、いつの間にか“仲間のフリした偽物”が混ざってるって話題のサバイバルホラー!」
唯月「この前共演した俳優さんにおすすめされたゲームだっけ?」
遙日「そうそう! ……で、そのあとはみんなで温泉とかどう!?」
不動「温泉、いいねー! 大賛成! その後、夜ご飯はガッツリお肉食べに行っちゃう?」
殿「肉か、いいな」
遙日「やったー!」
唯月「ふふ。じゃあ、まずはゲームをしようか?」
遙日「よーし! 負けないから!」
不動「僕だって!」
殿「負けたやつが肉を奢るのはどうだ?」
不動・遙日「「賛成!!」」